Yの刻印

サイクリングやら山登やら車中泊の旅やら、、、夫婦でのお出掛けを綴ってます。

2023 motoGP 日本グランプリ 観戦記 ②決勝レース

2023年9月29日〜10月1日にかけて、栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」で開催された「MotoGP第14戦日本GP」

ひさびさにカメラを首からぶら下げてサーキットを歩き回ってきました。

今回は日曜日の決勝レースの模様です。

f:id:mamemame08:20231004084723j:image《Moto2 小椋藍のバーンナウト》


予選・スプリントレースの模様はこちら↓

今大会のタイムスケジュール
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f:id:mamemame08:20231008155453j:image《Z席からメインストレート方面の眺め》
10月1日 決勝

いよいよ決勝レース当日、勝負所のひとつ90度コーナーにあるZ席での観戦。

ここは目の前にモニターが設置されているので、レースの流れもわかりやすい人気のある席。

時折り雨が降るような予報だったけど、曇ってはいるが時々晴れ間も見えるので、このままレース終了まで天気がもってもらいたいと願いながらの観戦です。

この日の写真は席が固定されているのでほぼ同じ画角です。


MotoGPクラス Warm Up】

今年からMoto3、Moto2各クラスのウォームアップ走行は無し。朝の各クラスのウォームアップで気分が高まるのに、、、Moto3、Moto2のチームやライダーはセッティングの時間が少なくなって大変だろうなぁ。

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MotoGP ライダー ファン パレード】 

Moto3、Moto2のウォームアップがなくなったかわりに、MotoGPライダーのパレードを行うようになった。

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【Moto3 レース】

優勝はレオパード レーシングのジャウマ・マシア、2番手は佐々木歩夢、3位はKTM Ajoのダニエル・オルガド

佐々木は惜しかった、デニス・オンジュとオルガドとやり合ってる間にシウマに逃げられちゃった感じかな。

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【moto2 レース】

ソムキャット・チャントラが優勝、2位が小椋藍とIDEMITSU Honda Team Asiaのワンツーフィニッシュ、3位はKTM Ajoのアコスタ

このレースウィークのソムキャットは完璧だった、小椋も表彰台獲得と、この日1番の盛り上がりだった。やっぱり日本人が活躍すると盛り上がるね。

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航空自衛隊松島基地「F-2B 戦闘機」歓迎フライト】

飛行機、、、しかも戦闘機の撮影は難しすぎる!

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MotoGP レース】

レース直前でとうとう雨が降りはじめた。周りは急いで雨ガッパを着たりと大忙し。

雨なのでカメラは仕舞ってMotoGPのレースの模様はiPhoneで撮った動画です。

動画のほうが当時の様子がよく分かるかも、、


www.youtube.com


土砂降りの雨の中逃げるように席を離れて帰路に着きました。
なんだか最後は締まりの悪いグダグダな感じて終わってしまったけど、やっぱり現地で観戦するMotoGPは、MotoGPマシンの迫力のサウンドだったり、テレビでは伝わらないスピード感だったりと格別で楽しいです。
年に1回このGPでしか会えない仲間もいるし、あと何年見に行けるか分からないけど、毎年のルーチンとして来年以降も楽しんでいきたいと思う。
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(おわり)
 

2023 motoGP 日本グランプリ 観戦記① 予選・スプリントレース

2023年9月29日〜10月1日にかけて、栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」で開催された「MotoGP第14戦日本GP」

ひさびさにカメラを首からぶら下げてサーキットを歩き回ってきました。

今回は土曜日の予選とスプリントレースの模様です。

f:id:mamemame08:20231004200129j:image《90°コーナー立ち上がりのマルク・マルケス


今大会のタイムスケジュール
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9月29日(金)  フリープラクティス

茂木で開催されるモトGPは2001年から毎年観戦していて、いつもは金曜日のフリー走行から現地入りしていた。

ただ今年は子供を寝かしつけしてから移動して、サーキット近くで車中泊、土曜日の朝一緒に観戦する仲間と合流してサーキット入りです。

9月29日はちょうど満月の十五夜だった。

9月30日(土) 予選・スプリントレース

9時に仲間と合流して、10時にサーキットに到着した。

天気予報は曇り時々雨だったけど、晴れています。

f:id:mamemame08:20231003113816j:image《駐輪している多くのバイクたち》

遠くからMotoGPマシンのレーシング(暖気)の音が聞こえてきてくると、今年もここにやって来たと気分も高まってくる。

f:id:mamemame08:20231003113751j:image《駐車場からエントランスへ向かう》

MotoGPマシンのエキゾーストノートをBGMに中央エントランスの出店ブースへ。

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MotoGPクラスの予選は90度コーナ内側のG席から観戦。

決勝当日は指定席になってしまうけど、金曜日と土曜日は、自由席として解放されています。

MotoGP Q2】

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一眼カメラで走行中の撮影は、約20年ぶり。

比較的簡単に撮影できると言われているG席でも、マシンの動きが早くて、なかなか難しかったです。


f:id:mamemame08:20231005062255j:image《モビリティリゾートもてぎへ変わってもマンホールの蓋は当時のまま》

Moto3クラスの予選からは、ヘアピン立ち上がりからダウンヒルストレートの間の、もてぎでマシンがいちばん近くで見える場所へ移動。

この日はMotoGPクラスのスプリントレースまでここで写真を撮りつつ観戦していた。

【moto3 Q1 Q2】

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【Moto2 Q1 Q2】

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MotoGP スプリントレース】

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スプリントレースの後は、メインスタンドでアジアタレントカップのレースを観戦。

そとあとホンダコレクションホールの中庭で、WGPマシンのエンジン始動パフォーマンスを見たりしてこの日は終了。

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サーキットを後にした我々一行は、いつものレストランで晩ごはんを食べた後、公衆浴場で汗を流してさっぱりしてからホテルへ。

ホテルで一杯ひっかけ布団かぶって眠りにつきました。


「②決勝」へつづく

nz2017.hatenablog.com

 

お写ん歩日記的なことでも始めてみようかな

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子どもが出来ると、写真を撮ることが格段に増える。

事あるごとに、スマホでパシャリパシャリと撮るものだから、この数ヶ月で子どもの写真もかなりの枚数になっている。

f:id:mamemame08:20230914080845j:image《頑張れ!日本代表!!》

僕が子どもだった頃は、フィルムカメラだったので、フィルム代はかかるし、現像するのにもお金かかる。今みたいにスマホでお手軽に写真に納めるなんてできなかった。

f:id:mamemame08:20230914193210j:image《剛の武道館liveに参戦》

簡単に綺麗に写せるスマホもいいけど、やっぱりちゃんとしたカメラでも子どもの写真を撮りたい。ひいては山登り、サイクリングで綺麗な風景や、お散歩で気になった景色なんかをスナップ撮影もしてみたい!という思いが段々と膨らんできた。

f:id:mamemame08:20230919131040j:image《子どもがお気に入りのキリンさん》

家にはPanasonic LUMIX G8とRICOH GR digital Ⅲがある。

これまであまり使っていなかった、今となってはもう製造もされていないカメラたちだけど、僕みたいなトーシローが使う分には申し分ない機材たちだ。

f:id:mamemame08:20230919074351j:image《妻が昔中古で買ったGRDⅢ》

特にGR digital Ⅲは、妻がけっこう昔に中古で1万円くらいで買ったものだ、なのにここ最近CCDセンサーカメラの人気なのかは知らないが、中古価格がおかしい事になっている、、。いっ時の赤ラベルのFGみたいだ 笑


前置きが長くなってしまったが、お散歩しながら写真撮影をする事を「お写ん歩」というらしい。

僕は写真の知識があるわけでもないし、美的センスがあるわけでも、人とは違った視点を切り取る鋭い感覚があるわけでもないけど、お気楽な感じでお写ん歩しながらパシャリと撮った写真たちを、自分の記憶の備忘録として、このブログで残していきたいと思う。

子どもの服の話

《月齢のカードと敷き布も頂き物だ》


我が娘ユウの服は、そのほとんどが親戚や妻の友人からの頂き物だ。

子どもが生まれる前、どんなタイプの服を買えばいいのか分からなかったし、サイズもよくわかっていなかったので、服を大量に頂いたのはありがたい限りだった。

ただ、生後6ヶ月くらいまでは成長のスピードが早くて、産まれた季節のタイミングで、その季節に合わない服もあり、いちども着せることのできなかった服があったことが残念である。


今のユウはもう9ヶ月なのでロンパースではなく、セパレートの服になった。

もう頂き物の服ではないけど、メルカリで良さげな服を安く仕入れているので、結局新品の服は無いのである。

人生初めての雪を見る

f:id:mamemame08:20230912123035j:image《雪の降った翌日 HANA-BIYORIにて》


2023年2月某日この日は関東地方は雪が降った。我が娘ユウにとっては初めての雪だ。

という事で、雪が降り出したところで玄関の軒下から雪を見せてみた。

まだ産まれてから2ヶ月程度しか経っていないので「ほら雪が降ってるよ。冷たいねー、白いねー」なんて話しかけても、遠い目をして当然のように無反応。

ただ、絵本とか画面を通してではなく実際の物に触れて、熱い、寒い、冷たいなんかを感じてもらったほうがいいと思うので、これからも機会があれば、色々な体験をさせてやりたいと、そんな当たり前の事を思った日だった。

大國魂神社に命名してもらった

子供ができた親が頭を悩ますひとつに"子供の名前どうしよう?"があると思う。

 

命名については、それぞれの家庭でいろいろな考えがあると思うけど、我が家は "神様に授けてもらった名前なのだから、姓名判断の良し悪しなんて関係ないでしょ" というとこで神社に命名してもらう事になった。

 

さて今回も「トツキトオカ」の日記からの抜粋に、少し補足を加えてのお届けです。

大國魂神社の参道》


大國玉神社で命名の手続き

妻のいる病院へ行こうと思ったけど、まだ時間は充分あるし、先に別の大事な用事を済ませようと、進路は大國魂神社へと車を走らせた。

大國魂神社に到着し、拝殿へ向かい無事出産したお礼と報告、そして御神木へも挨拶をすませ、大國魂神社での目的を果たすため社務所へ向かう。

その、目的とは神社で命名してもらこと。

子供の名前は神社でつけてもらいたいとの妻の願いもあり、大國魂神社命名してもらおうと決めていた。

社務所で用紙へ、子供の誕生日、両親の名前・生年月日、名前のイメージや願いを記入し、神職から名前に対してのヒヤリングがあり、初穂料1万円を納めて終了

この日は、子供が産まれた次の日、会社を休んで妻の入院手続きや、出産した病院から搬送先の病院へ入院の荷物を運搬したりと、何気に忙しい日だった。

 

当時の日記にも書いてある通り、大國魂神社では、社務所命名を受け付けてくれて、命名用の用紙を渡される。

その用紙に、子供の誕生日、両親の名前・生年月日、名前のイメージ(響、色など)や願い、想い、希望なんかをを記入する。

記入が終わったら神職から記入した内容に基づいたヒヤリングがあり、うまく文で表現できなかった想いを伝えてその日は終了。

名前は神社に行ったタイミングもあると思うけど、翌日以降に受け取れる。

ただ、命名は子どもが産まれてからでないと受け付けてくれないので、そこは注意が必要。

 

ちなみに、大國魂神社は僕たち夫婦が結婚式をあげたとても思い入れのある神社だ。

名前の受け取りから決定まで
病院の後は、大國魂神社へ名前を受け取りに。授けていただいた名前の候補は3つ、どれもいいけど直感ではこれかなと。夫婦で話し合って決めよう。

神社からは名前の候補を3つ挙げてくれる。そのうちのひとつは「文音」だ  笑

 

命名の用紙に「ひとつはこの名前にしたい」という希望を伝えると、希望の名前以外の2つ名前を挙げてくれるのです。

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《3つの名前の書かれた紙と、それぞれの名前の由来の紙をもらえる》

 

不思議なもので産まれる前までは、自分の中では絶対に"文音"だと決めていたのに、実際に産まれた我が子を見た後では"文音"は違うなと感じてしまった。

 

ICUから病棟を移った妻とは電話で話せるようになったので、その日の夜2人で話し合い、娘の名前が決まった。


ちなみに、子どもが妻のお腹の中で性別も分からなかった頃は、勝手に男の子と決めつけて、特に意味はないが「よしつぐ」と名付け、夫婦でお腹の赤ちゃんに向かって喋りかけていた。

性別が判明して女の子とわかると、僕は「文音(あやね)」へと改名した。この名前は僕が敬愛する某アーチストの娘さんの名前だ。妻はこの名前にはあまり乗り気ではなかったが、最後の最後まで候補として残る事になる。

夫目線からの出産記 〜入院前夜から出産当日まで〜

「ユウの刻印」一頭最初の一発目の記事は、僕からみた出産記を書いてみようと思う。

 

何故書こうと思ったかというと、出産はやっぱり命懸けということを、痛いほど認識させられた出産だったからだ。

 

当時、夫婦で共有できる妊娠記録・妊娠日記アプリの「トツキトオカ」にその時の出来事や心境を綴っていたので、その日記を一部加筆・修正して載せてます。かなり長い文になりますが、最後までお付き合いくださいませ。

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《2022年12月 体重3,270g 身長50cmの女の子》


〜入院前日〜 出産2日前

明日から妻が出産のために入院するので、晩ごはんは「焼肉味ん味ん」へ。

後で知ったことだが「臨月に焼肉を食べると陣痛が来る」というジンクスがあるらしい。妻がこのことを知っていたのかは定かではないが、、。

 

〜入院当日〜 出産1日前

計画出産のため妻が入院。

僕は仕事で出社したため、妻の自転車仲間が車を出してくれて、総合病院までの移動と入院荷物の運搬を手伝ってくれた。

 

〜出産当日〜

6時24分 「促進剤が始まった」と妻からLINE。「いよいよ出産かぁ」とワクワクと不安が入り交じった気持ちで起床。

コロナのせいで出産の立ち会いはできないから、時々くる妻からのLINEをドキドキしながら待つ、テレワークで仕事をしているけど、仕事が手につかない、、、

 

7時28分 「破水してた」とLINE。破水してもまだ時間はかかるだろうし「生まれるのは午後かな」なんて考えていた。

 

10時38分 「うまれた!」とLINE、唐突の報告だったので、無事に生まれた喜びよりもビックリして、ひとりあたふたしてしまった。

 

とりあえず総合病院の駐車場までは、移動しておこうと準備し家をとびだす。

総合病院の駐車場の目の前まできたのに、財布を忘れたことに気づいて、一旦家に引き返す。相当テンパってるな 笑

 

家に戻って忘れ物をとり、ふたたび車に戻ったところで、妻の携帯から電話、出てみると総合病院の助産師さんからで、声のトーンが明るく無いので「何かあったかな」と思ったところで「胎盤が剥がれなく、多量の出血となってるので、救急車で別の大きい病院へ搬送し、そこで処置を行うことになったので今すぐに来てほしい」と話があった。

 

まいったな「何かのドラマのような展開じゃねーか」と独りごちる。

 

総合病院までの車での移動の時間が長く感じられる、こんな時にかぎって信号にもよく捕まる。

 

総合病院について6階にある産科の病棟へ、ナースステーションへむかい、待機室に案内される。この時助産師さんに「お父さんに似てる 笑」といわれる。

 

待機室で先生から現状の説明を受けるが、いきなりの事すぎて頭が追いつかない。


コウノドリ」や「透明なゆりかご」などのドラマで見ていたようなことが現実に起こっているのだけど、ドラマを見ていた影響なのか、病院にはきたけど、未だ妻にも子供にも会えていないからなのか、どこか他人事のようにも感じられる変な感覚。

 

待機室で輸血の同意書なんかを記入して待っていると、助産師さんに呼ばれて、手洗いとマスク、ビニールエプロンの着用をして、やっと我が子と対面、一瞬しか会えなかったけど、ちっちゃくて可愛かった。

 

そして妻のもとへ、そこには点滴の注射針を何本も刺されたグッタリしている姿が、本来なら子供が無事に生まれた安堵と幸せな時間を過ごせるはずだったのに、、、

 

ここで救急隊が到着し、僕も救急車へ同乗して緊急搬送先の某大学病院へ。

 

搬送先の大学病院へ到着し、待合室の奥にある個室へ案内され、先生からこれから行う処置についての説明を受け同意書へサイン、そのほかにも個人データなどの書類へ記入して待っていた。

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《手術の説明資料や同意書の山》

 

13時40分 看護師さんに呼ばれて「これから手術室へ向かうので同行して欲しい」という。

移動して妻のもとへ、ここで妻と少し会話をして、手術室へ移動し妻は手術となる。

 

僕は助産師さんに先導され、MFICUという病棟にある家族待機室へ移動し、手術が終わるのを待っている。

 

15時00分 先生が途中経過の報告にきてくれた、胎盤は概ね取れたが、一部癒着があり剥がれない箇所があるので、脚の付け根からカテーテルをいれて止血をする動脈塞栓術を行うとのこと。

 

16時40分 妻は「MFICUではなくICUの病室に入ることになる」と告げられる。早く結果を知りたい!

 

17時20分 手術が無事終わり、担当した医師からの説明を受ける。癒着している胎盤を取り除いたが、癒着している一部分は取りきれなかった、その部分をバルーンを使って止血したけど止まらないので、子宮動脈へカテーテルを使ってスポンジ状の閉塞物質で止血をして血が止まった。

 

血はとまったが大量の輸血を行っているため集中治療室で1〜2日様子を見ていくとのこと。
一時的に子宮へ血が通わなくなるため、次のお産時に影響が出る可能性が残るらしい、1年は子宮を休ませることが肝要とのこと。
もう少ししたら妻と面会できるようだ。

 

17時50分 集中治療室で妻と面会、まだぼーっとしているけど、話をする事ができて一安心。本人は腹が減ったと w


ただ、子供が生まれたあとのことは、よく覚えてないらしい。とにか生きててよかった。


というのが、子どもが産まれた時の顛末。

 

結局、妻は概ね大人2人分の血を輸血した。

そして、この日から1週間、僕と妻と子どもの3人がそれぞれバラバラの場所で過ごす事になる。

 

「出産は命がけなんて遠い昔の事で、今はドラマの中での出来事だよ」なんて思っていたけど、もしあの時近くに対応してもらえる病院が無かったら、あの時輸血できる量の血が無かったらなどなど、いま考えてもゾッとするし、出産って命がけだし、無事に出産できることは奇跡なんだなって痛感しました。

 

思い描いていた出産とは全く違っていたけど、

妻も子どもも無事でよかったと思うし、妻を助けてくれた医療関係者にも感謝の気持ちでいっぱいです。